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タンパク3000 (2002-6)
プロジェクトの概要
タンパク質は、複雑な生命現象を司る基本的な物質であり、多くの疾患はタンパク質の様々な働きに起因します。そのため、疾患に関連するタンパク質の構造及び機能を解析すると、タンパク質の働きを制御することができる化合物を予測することができ、創薬プロセスを大幅に短縮することが可能となります。
タンパク3000プロジェクトでは、我が国発のゲノム創薬の実現等を目指し、世界先端施設(NMR、大型放射光施設等)を駆使し、産官学の研究能力を結集して平成18年度までに生命を司るのに重要なタンパク質のうち1/3に相当する約3,000種以上のタンパク質の基本構造の解明およびその機能の解析を行います。
これに基づき、薬剤設計や解析結果の特許化等を図ることにより、我が国発のバイオテクノロジーを駆使するゲノム創薬の実現に貢献し、ひいては医薬品生産額の増加や国際競争力の強化等により我が国の経済発展に資すること目標としています。
評価
研究成果
参考文献
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『蛋白質 核酸 酵素』(共立出版)Vol.50,No.7(2005年6月)
特集:構造ゲノムプロジェクトの進展
(編集:大島泰郎、中村春木) -
『蛋白質 核酸 酵素』(共立出版)Vol.53,No.5(2008年4月)
特集:タンパク3000プロジェクトの産んだもの
(編集:月原冨武、中村春木) -
『現代化学』(東京化学同人)No.434(2007年5月)
特集:タンパク3000が残したもの—大島泰郎博士にきく—
(現代化学編集グループ編) -
構造生物学−ポストゲノム時代のタンパク質研究−(共立出版、2007年4月)
(倉光成紀、杉山政則編)