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情報プラットフォーム

1 情報プラットフォームの目的

情報プラットフォーム(PF)は、ターゲットタンパク研究プログラムの各課題で生成されるデータ、情報さらに知識の共有を促進して、タンパク質科学における次世代情報基盤へと展開することを目指します。(図1「位置づけ」参照 )[PDF/284KB]
すなわち、

1.1
情報マネージメントシステム(情報MS)、ターゲットタンパク質データベース(ターゲットDB)ならびに事務局機能の連携による各課題の融合

1.2
タンパク質情報の包括的な収集と体系化によって、タンパク質ネットワークの観点から生命現象を理解するためのタンパク質情報の再構成及び知的基盤の構築

を目指します。

2 情報プラットフォームの達成目標

情報MSとターゲットDBを以下に記載するサブシステムとして具体化し一体のシステムとして相互連結します。これによって、ターゲットタンパク研究機関及び技術開発3領域(生産・解析・制御)の研究拠点から産出されるデータと情報の集約、プロジェクト内での情報共有の促進、適切な外部への発信(図2「情報PFの構成と連携」参照)[PDF/86KB]を、図3[PDF/34KB]の研究体制によって実現します。

3 情報プラットフォームの構成

3.1情報MSサブシステム

3.1.1
統合マネージメントシステム(統合MS)を、平成18年度のプロジェクトで開発した統合実験情報管理システム(統合LIMS)を基に構築し、下記個別MS及び実験MSと連携して、各研究機関及び各領域で生成される実験情報や進捗情報等の集約・共有化・及びプロジェクト内外での活用を実現。

3.1.2
個別マネージメントシステム(個別MS)を、上記統合MSと連携して研究課題の分類に応じて開発し、ターゲットタンパクの個別研究を実施する各研究現場から生成される実験情報の収集を実現。

3.1.3
タンパク質実験データマネージメントシステム(実験MS)を新たに開発し、オントロジーを用いて標準化されたタンパク質実験データを、上記統合MSおよび個別MSと連携して集約・入力し、品質管理された高度なデータ管理の下、実験研究者間でのタンパク質実験データ共有を実現。

3.1.4
研究進捗・知財情報マネージメントシステム(研究進捗・知財情報MS)を構築し、プロジェクト全体の進捗状況及び研究成果の随時把握を可能とする。

3.2 ターゲットDBサブシステム

3.2.1
タンパク質配列機能情報基盤DBを構築し、アミノ酸配列レベルでのタンパク質情報の集約及び参画研究者への提供を実現。

3.2.2
タンパク質構造機能情報基盤DBを構築し、タンパク質構造レベルでのタンパク質情報の集約とタンパク3000及び本事業研究成果の集約ならびに外部への発信を実現。

3.2.3
タンパク質ネットワーク情報基盤DBを構築し、タンパク質ネットワークの観点に各タンパク質を位置づけ、タンパク3000及び本事業研究成果の集約と外部への発信を実現して、生命現象のさらなる理解を促す。

3.2.4
化合物ライブラリDBを構築し、制御領域の持つ化合物ライブラリ情報を集約し、参画研究者へ提供すると共に、情報MSと連携しタンパク質・化合物相関情報の管理を行う。

3.2.5
ポータルサイトによって、情報プラットフォーム内と本研究プログラム内の情報共有および外部への研究成果公開を実現。

3.3 事務局機能

各種委員会やシンポジウムなどを企画して分散した多様な関係者の間に共通理解を醸成して、プログラムの円滑な展開を支援するとともに、研究成果を周知。

4 年次計画(図4)

「図4 情報PF年次計画」[PDF/275KB]をご参照下さい。

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